ガスカートリッジ(OD缶)の詰め替え方法

山遊びの準備&あれこれ

山で食べたり、飲んだりするのは至福の時間。特に温かいものは贅沢で幸せな気持ちになれますね。

日帰り登山の時はインスタントラーメンやコーヒーを入れる時にお湯を沸かしたり、山ごはんがメインの時は山で料理をする時にOD缶は活躍します。

日帰りだとガスの残量をそこまで気にしないのですが、テント泊の時は足りなくなると困るので新品や量の多いものを持って行きます。そんな時は、少し残ってるものがあっても新たに購入してました。

山専などの保温ボトルは優秀なので最近は毎度お湯を沸かす必要もなくOD缶の出番がない時も多いです。結果的に使い切らないガス缶がたまる悪循環に陥ります。

ガスが少しづつ残って捨てるに捨てられないOD缶の山

この自体を解消すべく「ガス詰め替えアダプター」を購入して整理することにしました!

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◆必要なもの

・ガス詰め替えアダプター

・詰め替えたいOD缶

◆あったら良いもの

・保冷剤又はお湯

◆ガス缶の種類

カセットコンロで使うカセットガスボンベ(CB缶:)とアウトドアで使うガスカートリッジ(OD缶:アウトドア缶)があります。

重量を特に気にせずいくキャンプなどでは、カセットコンロを持っていけば事足りますが、自分で担いでいかなければならない登山では、カセットコンロを担いで登りたいというよほどのもの好きでない限り、コンパクト&軽量なシングルバーナーとセットでOD缶を選択すると思います。

◆ガスの種類

ガスはノルマルブタン・イソブタン・プロパンの3種類、寒さに一番強いのがプロパン、弱いのがノルマンブタンです。CB缶は寒さに弱いノルマンブタンが主成分となっていますので野外で使用するのは暖かい季節や平地キャンプで使用するのが良いでしょう。

◆性質

外気温に関係なくガスバーナーを燃焼し続けるとガス缶が結露したり冷えてきます。

これはガス(液体)が燃焼して気体に変化するとき周囲から熱を吸収するためにガス缶が冷える現象(気化熱)で、ドロップダウンと呼ばれます。

缶を温める技(手で温める、お湯をかける、お湯に浸す…)を使えば一時火力が強まりますが、すぐに冷えるので維持はなかなか難しいです。

◆OD缶の容量

OD缶は一般的な250g容量以外に110gや500gを展開しているメーカーが多く110gは割高、500gが割安。手間でなければ500gから110gや250gに詰め替えて使うのもありかもです。

◆詰め替え方法

ガス缶は移動させる側(上)を温めるか、受ける側(下)を冷やすと圧力差が出来てガス移動を促すので、今回は冷凍庫にあった保冷剤を使用することにしました。

リスクを避けるため、ベランダで作業開始!

今回買ったアイテム「ガス詰め替えアダプター」

①保冷剤を準備する。

②ガスが漏れないようにバルブ(取っ手)を閉めておきます。

③詰め込む側のガス缶のキャップを外してくるくるとねじ込む。あまり強く力を加えすぎると壊れたり外れにくくなりそうなので、ガスが漏れない程度に適度に力を加えて閉めた。

④次に移動元のガス缶を同様な力加減でねじ込む。

⑤詰め込む側のガス缶が下、空にするガス缶を上にして保冷剤の上にのせる。

※保冷剤ではなくお湯を使う場合は、ふきん等をお湯で浸してOD缶の上に乗せるなどして移動する側のOD缶を温めてください。

⑥ガス漏れしていないか匂いで確認しながらバルブを開放する。ガスは上から下に移動するが、残量が少なすぎるのか少し「シュー」や「チョロロ」っと音がしたあと無音…。移動したのか不安になり、途中バルブを閉めて上のガス缶を外して振ってみる。確かに中身が軽く容量も減っていたので、元に戻して引き続きバルブを開けて作業続行。

⑦バルブを閉めてガス缶を外し、ガスが移動しているか振って確認した。

※私の場合は残量が少なかったので手で持ち上げて適当に重さを確認しましたが、キッチンスケール等で缶の容量の上限を超えていないか確認しながら作業をした方が良いと思います。

⑧同様の作業を繰り返して全ての詰め替え終了

◆あとがき

OD缶は結構なお値段しますよね~

昔、山岳会に所属していた時に先輩がガスを詰め替えたOD缶を持ってきてて、その方がかなり安いのだと話してました。なので、詰め替えが出来ることは知っていましたが、燃えたり爆発したりするような「ガス」を詰め替えることが、危険で難しいと感じてました。勝手にハードルあげて今までトライしてなかったけど、いざやってみると思うよりもかなり簡単でした!(危険なものには変わりないですが…)

次回はCB缶からOD缶への移動もしてみたいと思います。

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